5月3日(木) 18:00 Kortenaken-Stok (ベルギー)

距離         : 12km×10周 120km
出走者数: 131
天候         曇り
結果         完走(71)


やっと階段の一段目を踏み出せた。
階段の先は長いが、今レースは自分の成長を感じることができた、そんなレースであった。

今回のコースは、第2レース目のKumtich-Tienenと似たような起伏のあるコース。
石畳は無く、道はほとんどコンクリートで路面状況は悪くない。
難しいコーナーも無いので、私にとってうってつけのコースだ。
そして何より、雨が降っていなかったということが心に余裕を持たせてくれた。
参加者は131名。
当日エントリーでこれだけ集まるのは流石だ。
毎回懸念させられるスタート位置だが、今回は前列から2番目と良ポジションを取ることができた。
何分も前からスタート地点付近をウロウロしていたおかげだろう。
更にいつもは聞こえない「スタートまで何分」という放送もよく聞こえ、いつもより集中することができた。

そしてレースはスタート。
スタート直後にラウンドアバウト、そして下りと続く為集団は縦に伸びる。
しかし横風のせいもあるのかスピードはそこまであがらず、何回かアタック合戦があったようだがすぐ吸収され元の集団に。
終始同じようなペースで1周目は終わる。

2週目、相変わらずスピードが上がらないので、下りを利用して一気に集団前方へ。
緩い上りの区間で一人がアタックし、3人が追走、それに続き私も波に乗る。
が、その後ろにも何人か続いており、逃げ集団は形成されず。
ここで初めて先頭を引くことになったので、自分のペースを維持して前を引く。
先頭を交代しても尚前方に位置取るようにしていたが、2週目が終わる頃スピードが上がり集団中程まで押し戻されることに。

そのままの状態で34周と過ぎ、5周目、またもや前方に出られるチャンスが訪れる。
今度は平地の横風が吹き抜ける区間でアタック合戦が行われ、集団先頭のスピードが落ちた時を見計らって私もアタックを仕掛ける。
しかしスピードの維持力が全く足りず、追走してきた選手達にあっけなく抜かれる始末。
そんな弱いアタックでも足が悲鳴を上げそうになっていた為、今度は集団後方まで落とされるハメになった。

68周目はそこまでスピードが上がらなかったが、集団が大きく縦に伸びており、前に出るにも出られない状態に陥る。
時折後方から、なんとしてでも前方に上がろうと何人かの選手が風をものともせず猛スピードで抜き去って行くので、それに乗せてもらうも前方までは届かず、集団中程で足踏みしながら8周目を終える。

9週目、縦に伸びていた集団は位置取り争いを始め団子状態に。
周りの空気もピリピリとしており、走行技術が未熟な私は何度も罵声を浴びせられる。
上り下りを利用し、なんとか先頭が見えるところまで復帰すると、そこでは絶え間なくアタック合戦が行われているようであった。
1人がアタックし、2人が追う。
それを見てすかさず私もペダルを踏み追走。
しかしやはり持続力が足りない。
追走の2人にも追いつけず失速し、またもや集団に飲まれ、最終周を迎える。

最終周はこれまでと全く違うスピードになり、そのスピードに私は為す術無くゴールスプリントにも絡めないままゴールする結果となった。

今回、何度かスピードが上がった箇所があったとは言え、これまでのレースよりは大人しい展開だったので完走することはできたが、初めて先頭に出てアタックを試みたことで改めてスピードの持続力がないと感じた。
ただ、何回もアタックを仕掛けることができたということは、段々とこちらのスピードに慣れ、成長してきた証だと思う。
目標の一桁入賞にはまだ遥か遠く及ばないが、自信をつけることができたのでこれからも精進してトレーニングに励み、レースに臨む。