5月27日(日) 15:30 Oudenbosch (オランダ)


距離         : 2000m×44周 88km
出走者数: 62
天候         晴れ
結果         未完走(47)



風はあるが雨の気配を感じさせない好天に恵まれた本日は、Oudenboschという町でレースが行われた。
ここにはサン・ピエトロ大聖堂を模した教会があり、その横がスタート&フィニッシュラインとなっている。
コースは三角形で、アスファルトの区間とレンガ畳の区間が半々という非常に易しいもの。
しかしゴール前が緩やかな上り坂になっている為、周回賞を取ったりゴール勝負したりする際にはパワーが要求される。

先頭から2列目の位置に立ち、レースはスタート。
選手達の走るラインを崩さず前へ出ようとするも、序盤だからか皆積極的ですぐに集団後方へ。
前の方へ位置することができたのは10周程経ってからだろうか。
その時には10人程の逃げグループが決まっており、集団からもポツポツと追走する選手達が出てくる。
私も負けじと追走グループに入るのだが、すぐに集団に吸収され定位置に戻される。
その間にも頻繁に追走しようとする選手が飛び出していく。
すべてのアタックに反応したいのだがそんな足は無いので、何人かの選手をマークしてその選手が飛び出したら私も飛び出すといった形で周りを観察しながら走行することに。

その状態で周回を重ね、半分以上過ぎた頃速度が落ちてくる。
私は未だ集団の前方付近に位置しており、逃げに乗れていなかった。
マークしている選手のアタックに反応するも逃げに繋がらなかったり、自分から飛び出して追走グループを作ろうと試みるも一人で逃げる形になり結局集団に戻ったりとなかなか事がうまく運ばない。

そうこうしている内にもじわじわと残りの周回数は減っていく。
逃げにはうまく乗れなかったがそれでも完走はできそうだ、と集団に残りながら思っていた矢先にスピーカーから「ラストロンド」と聞こえる。
鐘はなっていないし聞き間違いか、と思いつつもそのまま走り、ゴールラインを抜けると選手達は流すようにして走っていた。
やはり「ラストロンド」と言っていたのは聞き間違いでなく、逃げとの差が開きすぎたので集団は降ろされることとなったようだ。
消化不良のままコースを1周し、まだ走っている選手を羨ましく思いながら自転車を降りた。

今回常に前に出ようと思いながらアタックに反応するようにしていたのだが、それが全くうまくいかなかった。
上位を取っている選手は、逃げに乗る際にその逃げが成功するかどうかの見極めがうまく、更に自分からも何度も果敢にアタックして逃げを作ろうとしているのだろう。
私はその見極めや自分からのアタックがまだ甘いのだと思う。
改めてロードレースの難しさを知った。

本日はどこも不調な要素が無かっただけに、未完走という結果で終わってしまったのは非常に残念だが、これを良い経験として気持ちを切り替え、次のレースに挑む。