6月3日(日) 15:15 Huijbergen(オランダ)


距離:2600m×38周 100km
出走者数:50
天候:曇り時々雨
結果:22



連戦で100kmのクリテリウム。

本日のレース会場は宿泊先Essenと国境を挟んで隣のHuijbergenという町で行われた。
距離にして約5kmなので、今スクールで一番近い会場だ。
シーズンを通すと、Essenから近い場所でこういったクリテリウムが5回は開催されるという。
なんとも整った環境である。

コースは12500mを超えるというクリテリウムにしては長めのコース。
直角コーナーは2ヶ所で、あとは緩やかに曲がっていくカーブが存在する。
小刻みにS字に曲がるところが1ヶ所あり、そこがレンガ畳となっているので、雨の場合は特に注意が必要だ。
町と林を抜ける為風の影響は受けにくいが、道幅は広くは無いので、走りにくいコースだと感じた。

朝から降っていた雨はスタート前には止み、レンガ畳の箇所は乾いていた。
一番の不安はレンガ畳が濡れていることだったので、あまり不安の無い状態でレースをスタートすることができた。

序盤のペースはやはり速いが、さっきまで路面が濡れていたせいかコーナーの進入速度は遅く、皆安全にコーナーを曲がっていく。
今回は序盤から前の方に行こうとするも、いつもと同じように抜いては後ろに戻され、といったことを繰り返し、あまり前方まで動けないまま周回を重ねる。

前方付近に行くことができたのは半分を過ぎてしばらくしてから。
その時には既に9人と8人の2つの逃げグループが形成されていた。
小雨も時々パラつき、集団が小康状態になった時に誰が飛び出してもいいように身構える。
残り10周の時点で一人が飛び出したので、すかさずそれに乗る。
しかし後方からは誰も付いてきておらず、二人で逃げることもできないだろうと判断したので大人しく集団に飲み込まれる。
ここで、前方付近で復帰できればよかったのだが集団に混ざるタイミングを誤り、集団後方へまで戻されることに。

残り3周となり、位置は未だに集団の中程。
このままではまた集団ゴールになってしまうかもしれないと恐れ、脚を使って前方から5番目付近まで位置を上げる。
残り2周で3/4を過ぎた頃、一人が飛び出し、もう一人が追う形に。
それを見てもう一度と私も必死に追うと、後ろからもう一人やってくる。
集団はこれを見逃し、4人で集団を抜け出すこと
に成功した。
4人で回している最中頻繁に集団が来ないか振り返っていたが、なんとか逃げ切れそうな距離だ。
ゴールが段々と近づいて来ていたので最後の踏ん張りを見せペダルを回すが、ゴール手前で私が先頭を引いていた為スプリントはロクにできず、後ろから一人で飛び出してきた選手にも抜かれ、22位でゴールする結果となった。

今回、最終周だけだが初めて少人数で逃げることができた。
これを序盤の内からやらなければならないのだが、少人数で逃げる雰囲気は少し掴めた。
残りの5レース、内2つはクラシックレースの予定だが、この感じを忘れずに戦って行きたい。