4月25日(水) 18:00 Kumtich-Tienen (ベルギー)


距離         :12km×10周 120km
出走者数:160
天候         :
結果         :未完走(2)




24km
本日走った距離である。
たった2周しかできなかった。
この現実が、私に重くのしかかる。

本日の天候は雨、そして強めの風。
コースは蝶のような形で、起伏があり、私達日本人にとって闘いやすい地形であった。
レース前から雨が降っており、当日エントリーなのにも関わらず160名が出走。
こちらの選手のモチベーションは素晴らしい。是非見習う点である。
スタート位置は中程より少し前方とやや苦しい位置。
前に出ることだけを考えてスタートを待つ。

合図は何も聞こえないまま前方で人が蠢き、レースはスタート。
スタート直後は短い下り、左直角コーナー、そして上りと続く為出足は遅め。
風雨の影響もあるだろう。
集団は、原因はわからないが、特に何も無い所で何度か大きく減速し加速するといったことを繰り返し、すぐに縦に伸びていった。
この時既に先頭近辺に行っていなければいけなかったのだが、様子を見てしまったのがいけなかった。
起伏のあるコース故に、中切れが頻発。
集団中程にいた私は、1周目の3/4程度を走ったところでいつの間にか単独になる。
前や後ろを見てみるも皆独走しており、追走できそうなグループがない。
道路脇に寄り、早くもレースを投げている選手も何人もいた。
そのままの状態で1周目は終了。2週目へ。

2週目、追いついてきた3人グループと共にローテーションを組んで走るが、上りで足並みが揃わず独走と同じような体制に。
2週目の半分を走った頃だろうか、最後尾を知らせる車に抜かれ、私のレースはそこで終了した。
コースレイアウトは私の好むものだっただけに、何もできないまま終わってしまったのが非常に悔やまれる。
後は残っている残り半分のコースを自力で走りスタート地点を目指すだけ。
レースは終わっているが、レース経験が至極未熟な私は「レース感」だけでも味わいたく、別のグループのローテーションに混ぜてもらうことに。
上りと風とで最終的にグループは3人になり、ゴール直前に一人が「sprint?」と言ったので3人だけでゴールスプリント。
上りは苦手そうな彼らでも、スプリント時にはイキイキしているところを見ると、瞬発的な力は彼らのほうが圧倒的に上のようだ。
ゴール後健闘を讃え合い、自転車を降りた。
わずか40分の出来事である。

今回のレースで、前回記述したコーナーリングだとかその後の立ち上がりだとかの反省の前に、レースにもっと貪欲にならねばならないと感じた。
それこそ、今日賞金を取らねば明日の食事ができない、くらいのストイックな考えが必要だ。
たった24km走った程度ではトレーニングにもならないし、なによりサポート頂いているパールイズミ様に申し訳が立たない。

次回、ベルギーのロードレースより厳しいと言うオランダのクリテリウムが2日連続である。
意識を変え、なんとしてでも賞金を持って帰る気概で、これに臨む。