出走者数: 64名
天候 : 晴れ
結果 : 34位
コースは四角形で、アスファルトとレンガ畳が半分ずつといった非常に簡単なコースなので、速度が高速になることは必至だ。
試走時に少し不安はあったが、スタート位置に付くとその不安は不思議と消えた。
最後方の位置からレーススタート。
簡単なコースゆえに、速度はどんどん上がる。
しばらく高速で縦一列に伸びていたので、後方の位置から全く前へ上がれず、序盤から焦りを感じていた。
集団の後方に居る選手は、脚の無い選手。
私も漏れなくその一人だ。
これで誰かが中切れを起こしたらどうなるだろう、いやその前にGeldropのクリテリウムのように私が千切れるかもしれない。
様々な悪い予感が脳裏をよぎる。
とにかく、今は我慢するしかないと、常に集団後方で速度が落ちる時を待った。
速度が落ちたな、と感じることができたのはスタートからおよそ45分経った頃。
心肺はまだ少し苦しかったが脚は回せそうだったので、できるだけ前へ上がっていく。
そして、また同じように前方へ上がっていく。
中盤はこのずっと繰り返しであった。
残りの周回数も少なくなってきた頃、序盤より遥かにスピードが落ちてきていた。
だが、なかなか前に出ることができない。
団子状になっている時は常にイン側を走っていたのだが、それでも集団中程までいくのがやっとであった。
残り5周程からまた速度が伸び始め、集団は一列に。
しかし最終周には必ず団子状になるので、そこで一気に前に出るしかないと考え、必死に耐える。

前方に居た方が楽だということは以前から身を持って知っていたが、今回は前にいくことすら容易ではなかった。
まだまだスピードも持続力も足りないのだろう。
しかし、速いと思うスピードでも完走することができたのは大きな自信になった。
やはりレースは最高のトレーニングになる。
次のレースも最低でも完走を果たし、力をつけていきたい。